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せんせいのぶろぐ



からいもの2

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カテゴリ:海外で

今日はマレーシアで遭遇した「事故」について書きます。

 

マレー料理のスタイルで、ポピュラーなものに「ナシ・チャンプル(ナシは米、チャンプルは混ぜるという意味。沖縄方言のチャンプルと同じ意味ですね)」というものがあります。

まず、皿に白米(インディカ米ですね)を盛ってもらい、バイキング・スタイルでほしい料理を上にのっけて、食べる前に料金を支払うスタイルです。

マレーの人の多くはインドの人のように、手で食べます。それで、テーブルの上には手を洗う水差しなどが乗っています。われわれ外国人はたいていスプーンとフォークで食べます。スプーンは時にナイフの役割もします。

 

僕がマレーシアに馴染んだころ、ナシ・チャンプルの店で、料理が50種類の店があるというので、ローカルの教師と日本人の教師数名で出かけました。

いろいろ回ってみると、獅子唐か大きな豆のように見える具のカレーがあったので、皿にのせました。テーブルについてそれを齧ったあと口の中が「大火災」に見舞われました。

どのぐらい辛いかというと、しゃべれない、涙と鼻水が止まらない、頭の中が白くなって思考ができない、そのうち呼吸が乱れると、まあ、すごい状態ですね。

しばらく下向いて、ハアハア言ってたら、ローカルの先生が異変に気づいて、「どうしたんですか?」と訊くので「ホレオハヘハシタ(これを食べました)」と、ひーこら答えました。

すると、「大変!」と言って店の人に何かを持って来させました。

何だと思います?

砂糖壷です!とにかく砂糖を口の中に塗りつけろというので、そうしたら、「苦しみ」が徐々に治まって、普通に話せるようになりました。こんな時に水を飲むと更に辛さに苦しむことになります。って、この事件があったから、わかったのですが…

 

あとで聞きましたが、その獅子唐のようなものは「食べるもの」ではなく、辛さをつけるために料理といっしょに煮込む特別の唐辛子だということで、僕がその料理の前に立ったときにはすでに料理は「全部持って行かれた後」だったというわけです。

「たまには見回って、チェックしてくれよ」というのはマレー人ののんびり気質を思うと無理な注文かもしれませんねえ。

 

これから日本語教師になろうという方で海外志向の方、深刻な事態はもちろん解消しなければなりませんが、小さなトラブルは「楽しんでしまおう」ぐらいの気持ちでいた方がいいと個人的には思います。



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