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せんせいのぶろぐ

マレーシアのローカルフード(インド料理)

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カテゴリ:海外で

さて、マレーシアのローカルフード紹介、最後になりました。インド料理です。

 

シークの人なども住んでいますが、マレーシアに住んでいるインド系の人々で最多と思われるのがタミルの人々です。タミル人のふるさとはタミルナードゥ州。インドの南部にあって、州都はチェンナイ。

 

インドといえばカレーですね。タミルなど南部地域のカレーは見た目が赤い感じのものが多いです。カレーの具はタミルの人がヒンドゥー教徒ということもあって、ビーフはなく、チキン、マトンとなります。ちなみに昔私がいたころはクアラルンプールの中心地に「シラズ」というパキスタン系のカレー屋さんがあって(今でもあるのかな?)、ビーフカレーが食べたいときはそこに行っていました。(パキスタンのほとんどの人はイスラム教徒なので牛肉が食べられます)。また、肉以外の具ではフィッシュヘッドカレーが名物でした。かなり大きめの魚の頭が丸ごと出てきます。食べるのが面倒なので、あまり好きではないですけど。普通に皿でサーブするところもありますが、名物をウリにしているところではバナナの葉にご飯を盛ってサーブします。

 

あと海産物では海老や烏賊のカレーをよく食べました。ご存知の方も多いと思いますが、インドのカレーは日本のカレーのように、肉、にんじん、じゃがいも…のように複数の具をいっしょにするカレーは一般的ではありません。具は単品。野菜のカレーではオクラ(実はインド原産)のカレーが好きでした。

 

インドの南部は米食地域なのですが、軽食として食べる「ロティ・チャナイ」というチャパティーに近いパンもあります。カレーといっしょに食べたりします。

 

ロティチャナイを作っている男性

ロティチャナイを作っているインド系のおっちゃん

あと、紹介したいのが「カリー・パフ」、生地がパイっぽいのですが、日本のカレーパンのようなものです。飲み物では「テー・タレ」。ミルクティーを注いだコップを上から逆さまにして、もう一方の手に持ったコップで受けるというパフォーマンス付きの飲み物です。絶対にこぼしません。ちなみに「テー」は茶、「タレ」は引っ張るという意味です。パフォーマンスがミルクティーを「引っ張っている」ように見えるからです。

 

クアラルンプール駅

クアラルンプール駅

 

H.M.

マレーシアのローカルフード(中華料理)

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カテゴリ:海外で

さて、マレーシアの中華料理ですが、もちろん辛くないものもあります。地方別でいうと福建系のものが今思えば多かった気がします。甘さの出し方に特徴がありますね。後日(というか十数年後)福建省に仕事で赴いた折に、「ああ、こういう感じの味付けだったなあ」と感じました。

 

福建系の食べ物で、今でも無性に食べたくなるのが「ホッケン・ミー(福建式のやきそば)」ですね。うどんという感じの太くて、白い麺に黒いソースが絡んでいるのですが、何とも例えようのない味です。一度日本で高い金額払って食べましたが、いまいち・・・・

それから、小ぶりの牡蠣のオムレツ。これがねえ、ビールがどんどんイケちゃうんですな。

 

中華料理店に入ってメニューをみると、チリソースを使ったえびや蟹の料理が多かったですかね。近所の料理屋の店主(「キャプテン」って呼んでました)がいろいろと「今日はこういう材料が入ったから、食べてみない?」とか。いろいろ堪能しました。

 

蟹チリソースと格闘する人々

蟹チリソースと格闘する人々

 

フカひれのスープが結構安い値段で食べられるので、よく注文してました。

あと、するめを戻したのをチリソースで炒めた料理があって、これもよく頼んでました。

道端の屋台で食べる「どうでもいいラーメン」(ワンタンが入ってないのに、「ワンタン・ミン」と言う)もうまかったなあ。

 

ちなみに広東系の料理もありますが、香港でいろいろ食べた人間としては「なんか違う」という印象で、よく覚えていません。ちなみに広東系の人に香港で覚えた片言広東語を使うと、英語で「香港スタイルの広東語」と言われたっけかなあと。

 

中華料理編でした。

 

ダヤブミ 当時はペトロナスタワーはまだなかったので、これが一番高い建物でした

ダヤブミ 当時はペトロナスタワーはまだなかったので、これが一番高い建物でした

 

マレーシアの住宅地

中心部でもちょっと脇に入ると、こんな光景

H.M.

マレーシアのローカルフード(マレー料理)

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カテゴリ:海外で

マレーシアではマレー料理、中華料理、インド料理などがいわゆるローカル・フードですが、まずは、マレー料理について紹介しましょう。

 

基本的に主食は米です。インディカ米ですね。熱々のご飯は食べられないと思ってください。

これはインド料理も基本的に同じです。なぜ、熱いご飯がないのかというと、基本、手で食べるからです。一度インドの方のお宅に招かれまして、ナイフやフォーク、スプーンは用意していないとのことなので、手で食べてみて、初めてそのことに気づきました。私たちの口の中はけっこう逞しく、皮膚は弱いのです。熱々のスープを私たちは飲むことができますが、そのスープが手にかかったら、やけどをしますよね。

ですから、ご飯が炊きあがると、扇いで冷まします。カレーなどの煮物も、できてすぐは食べません。

 

おかず類は煮物、つまりカレー類が多いです。最近はインド式のカレー屋さんが多いので、インド式のカレーの味はみなさんご存知かと思いますが、マレー式のカレーは日本人には馴染みのない味が含まれています。多くのものは日本でいうところの「激辛」です。インド料理の辛さは「複雑な味の辛さがじわじわ」ですが、マレー料理の辛さは「シンプルな辛さがいきなりドーン」です。マレーの人はモスリムなので、牛、羊、鶏が使われます。そのほか烏賊の煮物もけっこう食べた記憶があります。また、鯵か鯖の素揚げを煮物に乗っけて食べる人も多かったです。野菜は日本人になじみがあるものや初めて見たものもありました。

 

朝ごはんや軽食としては、まず、「ナシ・ルマ」というココナッツミルクで炊いたご飯ですね。たいてい朝食として食べます。これ自体は辛くありません。小魚を揚げたもの(イカン・ビリス)、ピーナツ、きゅうり、サンバルというチリソースがつきます。

マレー式チャーハンは「ナシ・ゴレン」です。辛いです。「ゴレン」とは炒める等の意味です。焼きそばは「ミー・ゴレン」です。これも辛いですが、やみつきになりました。屋台ごとで微妙に味が違います。

 

マレーシアの屋台と猫

学校脇の屋台、よく昼食をここで食べてました。マレーシアのネコは小さいときから食べているので、激辛カレーも平気。

 

ずいぶん長くなっちゃいました。そのほかサテやアッサム・ラクサ等、紹介したいものがまだありますが、最後に紹介するものは「ローズ・ジュース」です。

モスリムはお酒を飲みませんから、パーティーなどでこれを飲みます。バラのにおいのするシロップを薄めたものですが、初めての人は面食らうと思いますよ。化粧品っぽいフレーバー全開ですから。しばらく経つと好きになっちゃう人もいるかもしれません。

 

ローズジュース

ローズジュース

 

日本語教師は味覚も「ワールド・ワイド」でいきましょう!

 

マレーシアの裁判所

裁判所

 

H.M.

からいもの2

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カテゴリ:海外で

今日はマレーシアで遭遇した「事故」について書きます。

 

マレー料理のスタイルで、ポピュラーなものに「ナシ・チャンプル(ナシは米、チャンプルは混ぜるという意味。沖縄方言のチャンプルと同じ意味ですね)」というものがあります。

まず、皿に白米(インディカ米ですね)を盛ってもらい、バイキング・スタイルでほしい料理を上にのっけて、食べる前に料金を支払うスタイルです。

マレーの人の多くはインドの人のように、手で食べます。それで、テーブルの上には手を洗う水差しなどが乗っています。われわれ外国人はたいていスプーンとフォークで食べます。スプーンは時にナイフの役割もします。

 

僕がマレーシアに馴染んだころ、ナシ・チャンプルの店で、料理が50種類の店があるというので、ローカルの教師と日本人の教師数名で出かけました。

いろいろ回ってみると、獅子唐か大きな豆のように見える具のカレーがあったので、皿にのせました。テーブルについてそれを齧ったあと口の中が「大火災」に見舞われました。

どのぐらい辛いかというと、しゃべれない、涙と鼻水が止まらない、頭の中が白くなって思考ができない、そのうち呼吸が乱れると、まあ、すごい状態ですね。

しばらく下向いて、ハアハア言ってたら、ローカルの先生が異変に気づいて、「どうしたんですか?」と訊くので「ホレオハヘハシタ(これを食べました)」と、ひーこら答えました。

すると、「大変!」と言って店の人に何かを持って来させました。

何だと思います?

砂糖壷です!とにかく砂糖を口の中に塗りつけろというので、そうしたら、「苦しみ」が徐々に治まって、普通に話せるようになりました。こんな時に水を飲むと更に辛さに苦しむことになります。って、この事件があったから、わかったのですが…

 

あとで聞きましたが、その獅子唐のようなものは「食べるもの」ではなく、辛さをつけるために料理といっしょに煮込む特別の唐辛子だということで、僕がその料理の前に立ったときにはすでに料理は「全部持って行かれた後」だったというわけです。

「たまには見回って、チェックしてくれよ」というのはマレー人ののんびり気質を思うと無理な注文かもしれませんねえ。

 

これから日本語教師になろうという方で海外志向の方、深刻な事態はもちろん解消しなければなりませんが、小さなトラブルは「楽しんでしまおう」ぐらいの気持ちでいた方がいいと個人的には思います。

からいもの1

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カテゴリ:海外で

もう30年近く前になりますが、マレーシアで日本語を教えていました。今日はちょっと日本語教育とは離れますが、「たべものの話」です。

日本語教師をやっていると「味覚がワールドワイド」になってしまうと言う日本語教師は多いと思います。海外で仕事をすれば、その国の味に染まり、日本国内であっても、学生たちはいろいろな食べ物を持ってきます。

 

マレーシア(クアラルンプール)に赴任したばかりのころ、「なんか予想してたけど、辛いものが多いな」と感じました。マレー料理、中華料理、インド料理、ステーキやピザも食べられるし、たまには日本料理。マレーシアは「食」の楽しみがいろいろあります。

 

中華料理のレストランでまずビールを注文すると、小皿をいっしょに持ってきました。酢に浸した小さな唐辛子が乗っています。ビールを飲みながら口に運ぶと、「うひ!」。小さな唐辛子の半分をかじっただけで、ビールを三口ぐらい含まないと大変です。

これ、「チリ・パディ」というもので、料理のアクセント付けに使いますが、「つまみにする」という猛者までいます。

僕も赴任後一月もすると、「猛者」になってしまいました。料理が運ばれて来るまでに、ビールを飲みながらチリ・パディの「おかわりをする」ようになってしまいました。

 

H.M.

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