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日本語教師の資格取得と就職なら赤門会日本語教師養成講座

受講生・修了生の声

受講生・修了生の声

現在インドネシアに

中学生と高校生に週2回教えています

H.T.さん 女性 60代

H.T.さん 女性 60代

現在、インドネシアに住んでいます。養成講座で学んだことで実践に活かせてよかったと特に強く実感しているのは、コースデザインに関することです。中学生と高校生に週2回教えていますが、ニーズ分析や今できることの把握、ゴールに向けてのシラバスの検討等を試みてみたところ、目的やそこにたどりつくまでに必要なことが明確化し、レッスンも充実させることができるようになりました。これまではテキストに頼ってそれに沿って教えるのみでしたので、この点が一番大きいと感じています。ほとんど初心者の学習者ですが、なるべく媒介語を使わずに進められるようになりました。今後も、習ったことを実践に活かせていけるよう心がけていきたいです。

インドネシアの海

会社の業務命令で受講することに

海外の方に日本で働いてもらうため日本語教育のサポートが今後重要に

S.U.さん 女性 20代

日本語教育の勉強をしようと思ったきっかけは?

会社の業務命令として、受講することになりました。今日本の問題の一つとなっている、労働人口の減少に対し、海外からの労働力は必要不可欠です。海外の方々に、日本で働いてもらうためには、日本語教育のサポートが今後重要となってくると考えています。また、現在就業いただいている日系人の方にも、会社の中で日本語教育を広めていこうという動きがあります。

私は、高校、大学と英語を専攻し、言語を学ぶことは好きなので、業務命令とは言いつつも、日本語を新たな視点から学べることは、正直とてもいい機会だと思い、とても前向きに受講することを決めました。

この資格は、お仕事でどのように活かされそうですか。今後教えることがありそうでしたら、どのような学習者を対象としていますか。

今のところでは、現在就業いただいている日系ブラジル人の方々に対しての教育が計画されています。

レベルとしては、日常会話が少しわかる程度の方が多く、イメージとしては、自治体やボランティアでやっている日本語教室のようなものです。

終わってから少し時間が経ちましたが、思い返してみて、養成に通っていた頃のお気持ち、修了してすぐのお気持ち、少し経ってみてのお気持ちを教えてください。

養成に通っていたころは、新しいことを知る楽しさと難しさを感じつつも、業務と並行して課題を進めなければならなかったので、慌ただしい日々を過ごしていて、ただ授業についていくことに必死でした。でも、修了してすぐは、正直「やっと終わった」という気持ちでした。でも少し経ってみると、学生時代より勉強をしていたし、充実した半年間だった、という少し寂しい気持ちでした。もっと時間を作って勉強しておきたかったです。私の場合、日本語教師になる為に勉強していたわけではなく、生かされる機会が少なく、残念ですが、日々の生活の中で、授業で学んだことが少し生かされることがたまにあり、嬉しくなることがあります。いつか、日本語教師として日本語学校で教壇に立つことも将来の自分のキャリアプランの一つとして考えているので、実現できるよういただいたテキストを見返したりして、学んだことを忘れないようにしたいと思います。

退職後なにか社会貢献になる仕事はと考えました

「ことば」「日本語」海外で知り合った様々な国の人たちのことが頭に浮かんで

A.K.さん 男性 60代

日本語教育の勉強をしようと思ったきっかけは?

私は食品メーカーの海外部門で働いていましたが、マレーシアや中国での駐在時代、現地で大勢の日本語話者の方たちにお世話になりました。特に中国では、優秀な通訳の人たちの存在は私にとってとても大きいものがありました。仕事上でのサポートはもちろん、日中の異文化接触(衝突?)のど真ん中で日本語で語り合える友人としても、彼らはかけがえのない存在でした。そのころ初めて、日本語ということばと日本語の背後にある日本の文化やものの考え方について意識しました。その後、50代半ばで大病を患った時60歳で退職することを決め、退職後自分にも何か社会貢献にもなる仕事は出来ないだろうかと考えました。そこで、「ことば」、「日本語」、海外で知り合った様々な国の人たちのことが頭に浮かびました。私は読書が子供の頃からの変わらない趣味だったので、最初、何か「ことば」に関係する仕事がいいかなと漠然と思っていました。そして、日本語教師という職業が候補に上がってきた段階で、アルクの日本語教師養成プログラムを申し込み、これを最期までやり通すことが出来たら、自分には日本語教師としての適性が多少はあるはずだから、その時はこの道に進もうと決めました。そして、働きながらプログラムを全て修了し、日本語教育の面白さも垣間見ることが出来たことから、ちょうど60歳の定年を迎えた月、2013年6月に赤門会日本語教師養成講座の門を叩きました。

現在はどのような学習者にどのようなかたちで教えていらっしゃいますか?

今は、都内の日本語学校で非常勤の日本語教師として教えています。生徒は8割が中国からの留学生で、その他ベトナム、スリランカ、ミャンマー、ウズベキスタンからの生徒たちです。初級から上級、日本語能力試験対策クラス、日本留学試験対策クラスを受け持つこともあります。

又、SKYPEを使ったオンライン授業を毎週1回行っており、生徒さんは在京の日本企業に勤めるインドの方です。この方は、インドで約1年個人授業で日本語を勉強し日本語能力試験のN4を合格して来日しています。従って、今行っているオンラインレッスンの目標は、会社の中で場面に応じた敬語を使って

仕事が出来るようになること、又、日本語能力試験のN3の漢字をマスターしたいということです。

もう一つ、都内の日本語ボランティア教室で初級レベルの生徒さんに月2回初級日本語のレッスンをしています。

教師として初めての授業はいかがでしたか?

私の日本語教師デビューは、専門学校での「漢字」授業でした。赤門会日本語教師養成講座を修了した2ヶ月後、2014年4月初めて教壇に立ちました。ベトナムの学生が中心のクラスで、何度も予行演習をしたつもりが、その場に立つと無我夢中で最初の1コマ(45分)を終えたことを思い出します。

それでも1日目が終わると、失敗はいろいろあったものの、ともかく授業を終えることが出来た安堵の気持ちと日本語教師として最初の一歩を踏み出せたことの喜びで一杯でした。

養成講座で習得したことで、今に活かせていることはどんなことですか?

赤門会の日本語教師養成講座では、幅広い分野の学習をそれぞれの専門家の講師の方々から丁寧に教えて頂きました。日本語学校で初級クラスを担当していた時も、養成講座の初級シラバスの授業ノートを毎回見返しながら授業の教案を考えていました。先生の板書と口から直接伝えて頂いた知識や技術をその場で必死に書き留めたノートは、今でも最も頼りにしているものです。

養成講座のどの先生方のどの授業でも、各々の分野に対する造詣の深い講義を受けることが出来たのは、懐かしい先生方のキャラクターと共に一生の宝だと思っております。

受講期間中、講師や他の受講生とのやりとりで心に残っていることはありますか?

私は、赤門会日本語教師養成講座を修了し、日本語教師として働き始めた2014年の12月、日本語教育能力検定試験を合格しました。前年の2013年養成講座を受講しながら検定試験対策講座も受講しましたが、その年の検定試験はまだまだ全ての知識が消化不良で不合格でした。翌2014年は4月から専門学校で日本語教師として働き始め、検定対策講座も再度受講しながら、段々学校の仕事も忙しくなりあまり試験に集中出来ないでいました。検定対策講座も欠席しがちで、今年の試験はパスしようかなと思っていました。そんな折り、試験の1週間前ぐらいだったと思いますが主任講師の先生からお電話を頂き、「試験の勉強はどうですか?」とお声をかけて頂きました。これで目が覚め、試験まで最期の集中的な復習を行い、無事その年の試験に合格できました。試験の出来は決して良くなかったはずですが、あの勉強を最期までやり通せたこと、日本語教育の奥深さを知り得たこと、合格に導いてくださった先生のご指導をこれからも決して忘れることは無いと思います。

講座のほぼすべてが役に立っていると言えます

赤門会日本語教師養成講座はアカデミックな理論にしっかり支えられた内容

S.M.さん 男性 30代

日本語教育の勉強をしようと思ったきっかけは?

勤めていた石油会社を辞め、予備校の現代文講師として仕事をはじめたのが2011年、東日本大震災の年でした。「国語、日本語」という自分の専門領域を活かしつつ、何か仕事の幅を広げられないか?と考えた結果、たどりついたのが日本語教師の仕事です。

現在はどのようなお仕事をなさっていますか?

現在では北海道・札幌市に里帰りし、同じく予備校講師として働く一方、2018年に学習塾を立ち上げました。

日本語教師として初めての授業はいかがでしたか?

予備校で年間数百コマの授業を担当していますので、緊張したということは特になく、普段どおりに行うことができました。日本人学生と比べてとにかく外国人留学生はテンションが高く、反応もよく、今でも彼らを相手にまた授業がしたいと思うことがあります。

養成講座で習得したことで、今に活かせていることはどんなことですか?

今でも国語をメインに教えているので、講座のほぼすべてが役に立っていると言えます。

赤門会養成講座は、他と比べてもアカデミックな理論にしっかりと支えられた内容となっていて、文法理論、言語学の基礎知識など、今でもそのまま授業で使っているものが数多くあります。

受講期間中、講師や他の受講生とのやりとりで心に残っていることはありますか?

2012年に養成講座を修了し、そのまま赤門会で2016年まで仕事をしました。

数多くの学生との思い出がありますし、今でも時折Facebookを通じて交流することがあります。

昨年、中国人の赤門会卒業生が札幌を訪れ、Facebookメッセンジャーで連絡をくれたので二人ですすきのへ行ったことを思い出しました。

定年後に日本語教師になるという第二の人生

日本語をうまく話すことができない外国人児童の手助けに関わることをしたい

M.Y.さん 男性 50代

日本語教育の勉強をしようと思ったきっかけは?

2018年2月ごろ、50代半ばのビジネスマンについて書かれた新聞記事を読みました。

その内容は「定年後に日本語教育に関わりたい」と思い、某学校の「日本語教師養成講座」を1年半かけて受講したというものでした。

私自身、小学校時代の恩師の影響を受け、以前から教育に興味を持っていたこともあり、「定年後に日本語教師になる」という、第二の人生もいいなと思いました。 

その記事のことは数日たっても忘れられませんでした。そのうち「いまは仕事をしているので、すぐに転職することはないけれど、日本語教育の勉強だけはしておこう」と思うようになりました。

早速、養成講座を併設している日本語学校をインターネットで検索したところ、自宅や職場から通える範囲にある学校が2つ見つかったので、訪問してみることにしました。

最初に、先の記事にあった某学校です。

訪問してみましたが、あいにく休校日でしたので、入り口の外にあったパンフレットを持ち帰りました。

そのパンフレットには講座は夜間と土日のみで、修了まで平均1年半と書いてありました。

夜間と土日は都合がいいのですが、修了まで1年半もの間、自分のモチベーションが続くかなという疑問をもちました。

次に本校を訪問しました。急な訪問にも関わらず、受付の人が担当の先生に取次いでくださいました。

教務室で先生とお会いし、そこで日本語教師養成講座の内容を丁寧にご説明いただきました。

ご説明いただいた講義科目の内容が面白そうだったこと、受講期間が半年程度だということ、職場から日暮里まで30分程度で通えること、そして、学校の雰囲気がよかったことなどにより、もし受講するならば赤門会にしようと思いました。

赤門会の日本語教師養成講座は日中のみの講義ですので、仕事とどう両立させるかという不安がありましたが、幸いなことに勤務している会社では資格取得やセカンドキャリア形成に関する理解があり、また、そのための制度も整っていたので、何とか両立できるだろうと楽観的に判断して、訪問の翌日に受講の申し込みをしました。

ボランティアをなさっていた時、どのような学習者にどのような形で教えていらっしゃいましたか?

私は某区公認の日本語教室で、週1回、約2.5時間、外国人の方と一緒に日本語の勉強をしていました。

1回の授業に参加する学習者はおよそ30名です。ボランティアの人数は7~8名です。したがって、1人で3~4名の学習者を受け持つことになります。

学習者の日本語レベルは様々です。日本人とお見合い結婚し、日本語をまったく勉強しないままホーチミンから来日した19歳の女性、彼女の学習目的は翻訳ソフトを介さずにパートナーと日本語で会話することでした。ハノイにある国立工業大学を卒業し、日系企業に採用され、その後日本へ転勤になったシステムエンジニア、彼の学習目的は「多くの日本人と友達になりたい」ことでした。ツーリストVISAで何度も来日し、日本の会社への就職にチャレンジし続けているラテン系アメリカ人のWebデザイナーさん、また、来日15年にもなるのに、会話はおろか、ひらがな・

カタナカすら読めないという方など、初心者からN1を目指す方まで、すべてのレベルの学習者と出会いました。

ボランティアを通して、楽しかったこと、大変だったことはありますか?

私にとってボランティアをするということは非日常でした。日中、仕事をしている自分とはまったく別の自分が存在しているかのようでした。そこでは、「いままで何をしてきたのか(学歴や職歴)」、「いまは何をしているのか(職業・職位)」、「あなたはどんな人か(嗜好・家族構成など)」を問われることはほとんどありません。

ただただ、彼らと一緒に一生懸命日本語を勉強していればいいのです。私にとってはそのことがとても心地よかったです。

大変だったことは、その日の授業の時間になってみないと、どのレベルの学習者を担当するのかが分からなかったことでした。

日本語学校と違って、ボランティア教室に集まる外国人は何らかの理由ですぐに来なくなりますので、今日はこういう勉強をしようと思い、うんと時間をかけて教案を作っても無駄になってしまいます。

また、毎週のように新しい学習者が集まってきます。それも1人2人でなく、多い時には5人いっぺん、しかも全員違う国の出身、もちろん日本語レベルもバラバラという感じです。

ですから、初心者からN1までのどのレベルの学習者を当日に受け持つことになっても慌てないように、すべてのレベルの教材と教案を準備して、教室に行っていました。

(教材を入れたカバンが重すぎて右ひじを壊してしまいました。)

養成講座で習得したことで、ボランティアに活かせたことはどんなことですか?

赤門会で勉強したことがボランティアをするのにとても役に立ちました。

例えば、先生方から教わった発音指導法、動詞のグループ分けや活用の導入方法などシラバス全般、語彙の意味の説明など、指導面に関すること。また、言語習得や認知言語学などを含む言語学全般の知識は、学習者のことを正しく理解するという面で大きなアドバンテージになりました。

これから、どのような形でこの資格がご自身の人生に関係してくると思われますか?

いま、児童福祉に興味があります。具体的には、「日本語をうまく話すことができない外国人児童の手助けに関ることをしたい」という希望があります。

ご承知のように、何らかの理由で来日し、日本で生活することになったものの、日本語が話せないために学校の授業についていけない児童がたくさんいます。また、学校へすら通っていないという児童もたくさんいます。赤門会日本語学校で「日本語を教えるプロになるための講座」を受講し、その後、1年間ボランティア活動をしました。それらを通じて気づいたことは、自分が教師に向いているかどうかは別として、日本語を教えることが好きだということです。

海外にバックグラウンドを持つの子供たちのために、日本語をはじめとした勉強を提供できる「寺子屋」のようなボランティア施設を作り活動したい。いまはそのようなことを夢見ています。

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