MENU

日本語教師の資格取得と就職なら赤門会日本語教師養成講座

資料請求・お問い合わせはこちらから

せんせいのぶろぐ

平成27年度日本語教育能力検定試験が終わりました。

Posted by 

カテゴリ:日本語教育

出題された問題を見ると、まず、文法など日本語ネイティブであれば理論を知らなくとも語感があれば答えられる問題の難易度が少し上がっています。わかりやすく言うと「分析して整理する」手順が必要な問題が増えたという印象です。 また「談話」についての出題が増しています。これはここ何年間かずっと続いている傾向で、ムーブ、フロア、隣接ペアといった用語もどんどん出てくるように…続きを読む

文法の話4

Posted by 

カテゴリ:日本語教育

これから日本語教師になろうという人のために書かれた文法書には前回までに述べたようなことが書かれています。 これをそのまま外国人学習者に伝えるのは難しすぎます。まして直接法の授業であれば、少なくとも中級以上でなければ理解できませんし、どのような授業の前後関係でこの項目を扱うかなどを考える必要があります。 私は基本的に以下のように扱っています。 学習者が宿題等で…続きを読む

文法の話3

Posted by 

カテゴリ:日本語教育

「は」は「主題を表す標識」です。主題にできるということは聞き手や読み手も知っているものでなければならず、相手が知らない固有名詞などにいきなりつけて、話を始めるということは基本的にできません。(一部小説などで、そういう始まり方をする唐突な導入部のものもありますが、一般的ではないです。) 疑問詞(「なに」、「だれ」、「いつ」等)につけられないのも同じ理由によりま…続きを読む

文法の話2

Posted by 

カテゴリ:日本語教育

「は」と「が」とは何? 日本語教師でもやっていないと、こんなことは考えることもないでしょう。 「は」は副助詞(日本語教育では「とりたて助詞」という名称が参考書などで用いられることが多いです)、「が」は格助詞で、全く違うものなのですが、文の中で同じ位置に現れることが多いため、学習者の文にしばしば誤用が出現し、スポットライトが当たることになるわけです。 &nbs…続きを読む

文法の話1

Posted by 

カテゴリ:日本語教育

日本語教師養成講座では様々なことを学びますが、「語学」という言葉から連想されやすいことばが「文法」ですね。日本語ネイティブは日本語教師にでもならないかぎり、生きていく上で、日本語文法など学ぶ機会はないでしょう。 母語というものは理屈を知らなくとも自動化されているので、基本的に文法を間違えることはありません。   しかし、外国人に教えるということにな…続きを読む

母語の干渉(マレー語2)

Posted by 

カテゴリ:ことばの問題

マレー語母語話者が日本語学習の入門期に産出する誤用をもうひとつ取り上げてみたいと思います。 ちょっと専門的ですが、言語類型論などで使われる「側置詞」ということばがあります。これは主に、その名詞が動詞との関係の中で、どういう役割を持っているかを表示するもので、英語などでは名詞の前に置くので、「前置詞」といいます。日本語では格助詞(「が」、「を」、「に」、「で」…続きを読む

マレーシアのローカルフード(インド料理)

Posted by 

カテゴリ:海外で

さて、マレーシアのローカルフード紹介、最後になりました。インド料理です。   シークの人なども住んでいますが、マレーシアに住んでいるインド系の人々で最多と思われるのがタミルの人々です。タミル人のふるさとはタミルナードゥ州。インドの南部にあって、州都はチェンナイ。   インドといえばカレーですね。タミルなど南部地域のカレーは見た目が赤い感じ…続きを読む

母語の干渉(マレー語1)

Posted by 

カテゴリ:ことばの問題

日本語教師養成講座でも学習者の誤用をとりあげる授業がありますが、マレー語母語話者の多くが日本語学習の入門期に産出する誤用を取り上げてみたいと思います。 まず、マレー語の語順に起因すると思われる誤用です。 日本語の語順は修飾語(形容詞や修飾名詞)の後ろに被修飾名詞という語順をとりますが、マレー語は逆になります。   Rumah besar (家)(大…続きを読む

マレーシアのローカルフード(中華料理)

Posted by 

カテゴリ:海外で

さて、マレーシアの中華料理ですが、もちろん辛くないものもあります。地方別でいうと福建系のものが今思えば多かった気がします。甘さの出し方に特徴がありますね。後日(というか十数年後)福建省に仕事で赴いた折に、「ああ、こういう感じの味付けだったなあ」と感じました。   福建系の食べ物で、今でも無性に食べたくなるのが「ホッケン・ミー(福建式のやきそば)」で…続きを読む

それはわるいことです

Posted by 

カテゴリ:日本語教師のつぶやき

以前テストの話を書いたので、テスト関係のことでもう一つ。 日本語教師をやっていて、たまに、いかに自分が日本の社会、日本の文化、日本人としての文脈に規定されているか、気づくことがあります。 ここのところマレーシアにいたころのことを書いているので、思い出したのが定期テスト後のフィード・バックの時間。 二者択一、いわゆる○×式や、どちらかにマークをする問題がそのと…続きを読む

マレーシアのローカルフード(マレー料理)

Posted by 

カテゴリ:海外で

マレーシアではマレー料理、中華料理、インド料理などがいわゆるローカル・フードですが、まずは、マレー料理について紹介しましょう。   基本的に主食は米です。インディカ米ですね。熱々のご飯は食べられないと思ってください。 これはインド料理も基本的に同じです。なぜ、熱いご飯がないのかというと、基本、手で食べるからです。一度インドの方のお宅に招かれまして、…続きを読む

テストの配点

Posted by 

カテゴリ:日本語教師のつぶやき

このところ、あまりテストを作る機会がなかったのですが、先日久しぶりに作る機会がありました。日本語教師も先生業なので、テストを作らなければなりません。 これから日本語教育の道に進もうという方も評価法の授業でいろいろと評価に関わることがらを学ぶことになりますが、今日はちょっとした「テスト作りの知恵」について書いてみます。理論的なことは評価法の授業で学びますから、…続きを読む

からいもの2

Posted by 

カテゴリ:海外で

今日はマレーシアで遭遇した「事故」について書きます。   マレー料理のスタイルで、ポピュラーなものに「ナシ・チャンプル(ナシは米、チャンプルは混ぜるという意味。沖縄方言のチャンプルと同じ意味ですね)」というものがあります。 まず、皿に白米(インディカ米ですね)を盛ってもらい、バイキング・スタイルでほしい料理を上にのっけて、食べる前に料金を支払うスタ…続きを読む

動かすか、動かさないか

Posted by 

カテゴリ:日本語教育

赤門会日本語学校日本語教師養成講座420時間コースには選択科目というカテゴリーがあって、30時限以上の履修が義務付けられています。どんな科目があるかといいますと、日本の伝統文化に関わるもの、イベント参加、また外国語入門などがあります。外国語入門で今まで扱ってきたのは中国語、韓国語、ベトナム語、トルコ語、ロシア語です。この他にも開講可能となれば、さまざまな言語…続きを読む

からいもの1

Posted by 

カテゴリ:海外で

もう30年近く前になりますが、マレーシアで日本語を教えていました。今日はちょっと日本語教育とは離れますが、「たべものの話」です。 日本語教師をやっていると「味覚がワールドワイド」になってしまうと言う日本語教師は多いと思います。海外で仕事をすれば、その国の味に染まり、日本国内であっても、学生たちはいろいろな食べ物を持ってきます。   マレーシア(クア…続きを読む

教師の新たな気づきは学習者によってもたらされる

Posted by 

カテゴリ:日本語教育

現在、中級後半の留学生クラスを受け持っています。 先日休み時間に質問されました。   学習者「先生、これ、鳴るっていう意味ですよね。」 私  「ん?」   教材の中に「今、ピンポーンって言わなかった?」という文が出てくるのですが、この「言う」の用法が引っかかったというわけです。 「言う」の原義は「思っていることをことばで表す」ですが、多義…続きを読む

アクセントとイントネーション

Posted by 

カテゴリ:ことばの問題

日本語教師を目指す人の大部分は日本語教師養成講座に入って、初めて音声学を学ぶのではないでしょうか。私もそうでした。 音声学を学ぶ際にちょっとひっかかる単語が「アクセント」と「イントネーション」です。   多くの日本人が「言語」というものを「明示的に意識する」のは英語を初めて学んだ時ではないでしょうか。その時、私たちは「アクセント」という単語に出会い…続きを読む

行くの?来るの?帰るの?

Posted by 

カテゴリ:日本語教育

はじめまして。これがブログの第一号の文章になるわけですね。H.M.です。 日本語教育の道にこれから進もうと考えていらっしゃる皆さんにできるだけ有用な情報をお伝えできるよう、がんばってまいります。   今回は基礎語彙を教える際の留意点についてエピソードを交えて紹介します。 日本語教師養成講座では、まず「初級の教え方」を習います。(「上級の教え方」を習…続きを読む

PAGE TOP

お問い合わせはお気軽に

資料請求はこちらから