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日本語教師になる為の検定の難易度と合格率

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日本語教師になる為の検定の難易度と合格率

日本語教師として働く際、その人の能力を客観的に証明するものとして「日本語教育能力検定」の合格があります。この検定では日本語に関する基礎知識はもちろん、言語学習の音声的特徴に紐づく知識などのリスニングや日本語教師と働く上で必要な問題解決能力、思考能力などが出題されます。検定の難易度や合格率はどの程度なのでしょうか?日本語教育能力検定について詳しくご紹介します。

日本語教育能力検定とは

日本語教師として働く上で必須条件となる検定試験ではありませんが、多くの職場では、この検定の合格が求人の応募条件となっており、合格することは就職の際に非常に有利に働きます。

日本語教育能力検定は公益財団法人日本国際教育支援協会が主催し、公益社団法人日本語教育学会が認定を行っているもの。毎年1回、国内の7地域で行われ、試験は三部構成で午前から始まり、昼食をはさんで夕方まで開催されます。検定料は10600円です。

検定の難易度や合格率は?

諸外国と日本との関係、日本語教育の歴史、各国の言語教育について、言語と心理に関する問題、教える相手への心理的配慮に関する内容、データ処理能力、構造や表現など日本語に関する知識、コミュニケーション能力など、日本語教育能力検定は非常に出題範囲が広いのが特徴です。

出題範囲が広いということは、検定試験の勉強をする時に、要点を理解し効率良く勉強するのが難しいということがわかります。そういった面でも難易度が上がる傾向にあるでしょう。

気になる合格率ですが、毎年17~20%前後と合格率はやや低め、難易度はやや高めです。しかし、司法試験のように非常に多くの時間を勉強につぎ込まないと合格できないというものではなく、きちんと学習すれば合格できる範囲の試験であるとも言えます。

日本語教育能力検定に合格するためには

日本語教育能力検定の難しいところは、前述したように出題範囲が非常に広い点にあります。独学で勉強する場合は要点となるポイントが絞りにくく、試験勉強の効率が悪くなることが予想されます。

日本語教師の養成所では多くの場合、検定対策を行っているところも多く、その分要点が絞りやすいため、効率良く試験勉強ができます。

日本語教師としての仕事を探す際には、日本語教育に関する講座を420時間以上受講していることや日本語教育能力検定の合格が条件になっていることがほとんどです。そのため養成所に通いながら合格を目指せば、420時間以上の受講と合格の両方をカバーでき、より就職が有利になります。

日本語教師になる為の検定の難易度と合格率 まとめ

日本語教育能力検定は、合格率が17~20%前後のやや難しい検定試験です。出題範囲が広く独学での合格は非常に困難な試験であると言えます。しかし、きちんと学習すれば合格できる検定試験であるため、要点を押さえた効率の良い試験対策が必要です。

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